北海道大学水産学部・増殖生命科学科
北海道大学大学院水産科学院・海洋応用生命科学専攻・増殖生物学講座
北海道大学大学院水産科学研究院・海洋応用生命科学部門・増殖生物学分野

海洋動物繁殖生化学研究グループ

教員:

・東藤 孝 准教授:Todo◎fish.hokudai.ac.jp
・平松 尚志 准教授:naoshi◎fish.hokudai.ac.jp
(◎を@に変えて下さい)


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キー生物&キーワード:
サケ類、カレイ類、メバル類、ヨウジウオ、イトヨ、ヌタウナギ、メダカ、ゼブラフィッシュ、魚の卵形成、環境と生殖、免疫生化学、繁殖生理学、内分泌撹乱、卵脂質形成、卵黄形成、卵膜形成、分子生物学、細胞生物学、内分泌学、ビテロジェニン、コリオジェニン、スピギン、リパーゼ、リポ蛋白質、リポ蛋白質受容体、脂質輸送体、表層胞、ステロイドホルモン受容体、ステロイドホルモン感受性プロモーター

研究内容の紹介:
魚類の卵は、タンパク質を中心に、脂質、糖、ビタミン類、ホルモン類などの様々な物質を「卵黄」として細胞内に蓄えながら急速に成長します。これらの卵黄物質は、稚魚の質に影響する大切な栄養源です。また、卵の成長は様々な体内分子、例えば遺伝子・蛋白質・ホルモン等が密接に働き合うことで進行し、その様式は魚の種類により様々です。さらに、光や水温等の環境要因はこれら体内因子のプロファイルに影響を与え、卵成長を制御します。私達は、多種多様な魚の卵が構築される過程を、免疫化学・生化学・分子生物学・細胞生物学などの生命科学の手法を用いて詳細に比較解析しています。一方、これらの基礎研究を基に、「卵への物質輸送システムの開発」、「環境ホルモン汚染のモニタリング」、「魚卵の種判別法の開発」、「魚の簡易雌雄判別法の開発」、「種苗生産技術の向上」などの応用的研究も行っています。

魚類は約5億年もの間に、現在の多様な種を生み出しました。生物の多様性を「魚の卵を科学する」ことで解明してみませんか!




色々な卵を産む生物を集めて、どの様に卵を作るか詳しく比較しながら研究を行っています。




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